☆ 音も無くメールは発てり秋の空 生田亜々子
小春日や買うものもなく寄る本屋
枯野原生きているから生きるのみ
☆ 冬耕の跡に少年二人かな 石川順一
ミステリー劇場秋の声が添ふ
冬の田にどんぐり蒔こうと画策す
☆ 呟きがどんどん星になる秋気 松本龍子
一本の煙と灰の狐花
ひぐらしを蓄えている砂時計
☆ 冬晴れの北の岬にダンテ読む 朝吹英和
枯野より眠れるチェロを抱き起こす
戦争を語る人なき炭火かな
☆ 星落ちるあたりりんりん寒椿 加藤直克
風の背にまたがってくる紅葉かな
あの世まで雲一片の秋夕焼
☆ 初日の出廁の友となりにけり 毬 月
立冬の窓に遥かな近江かな
初売りの列を翔びだす紳士かな
筑波山五色彩雲初茜 五島高資
雪を割るひかり一言主神社
吹き上がるたましいもあり牡丹雪
原則として句稿到着順。原句のまま。☆ 五島高資推薦句。
俳句スクエア集では、皆さんが投稿された俳句を月ごとに掲載致します。
投稿規定 : 資格は特になし。
〆切は原則として毎月20日、その翌月号に作品3句を掲載。
次号は8月号の〆切は平成23年7月20日。
投句数は、一人3句~5句まで。
掲載の可否は、「俳句スクエア」編集部に一任。なお、一部添削の可能性があることをご諒承下さい。
次回の掲載は、平成23年2月末日頃を予定。
投句は、俳句スクエア編集部・スクエア集係 へ。
注・上記以外のアドレスへの投稿は不可。なお、必ず題名に「投句」と書いて下さい。
俳句スクエア集に掲載された作品は、毎年度末刊行予定の年刊『俳句スクエア集』に入集される予定です。
なお、俳句スクエア賞・同新人賞への応募作品の過半数は俳句スクエア集に掲載された作品とします。
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